娘が骨折してギプス生活中の春野菜(@haruyasai_1881)です。
先日娘が転んだあと激しく泣いて、慌てて救急病院へ行きました。
救急病院の先生が徒手整復を試みると、靭帯が戻った感触がありレントゲンでも骨の異常がないとのこと。
診断結果は「肘内障」でした。
肘内障(ちゅうないしょう)とは、ひじの骨と骨をつなぐ靭帯が骨からずれること。
幼児のひじの関節は、未発達で手を強く引っぱったときなど抜けやすいのです。
画像出典 日本整形外科学会
看護師さん
そう言われてひと安心したんですが……数時間経っても娘は腕を動かそうとせず、翌日も左腕をだらんとさせていました。
心配になり、別の整形外科に受診したところ……「肘内障」ではなく「上腕骨顆上骨折」と診断されました。
ひじ関節のすぐ上、膨らんだ形の部分が「顆(か)」です。
このすぐ上が骨折するので、上腕骨顆上骨折(じょうわんこつかじょうこっせつ)といいます。
画像は秋元接骨院HPより転用
これから整形外科の先生から聞いた肘内障と骨折の見分け方と骨折した原因についてお話します。
春野菜
幼児の骨折は気付きにくい
上腕骨顆上骨折は、幼児の骨折で1番多く代表的な骨折です。
この骨折のほとんどの原因が、転んだときに手をついて倒れるから起きています。
春野菜
子どもの骨は柔らかく、大人のようにボキッと折れません。
そのため、レントゲンを撮っても骨折が分からない事もあります。
実際、救急病院でレントゲンを撮ったときは骨折に気づかれませんでした。
後日またレントゲンを撮ったり、超音波検査で内出血がないか診察する必要があるんです。
看護師さん
肘内障と骨折の見分け方
肘内障の治療 | ねんざや骨折の治療 |
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徒手整復 | ギプスで固定 |
肘内障とねんざや骨折は、治療法が違うので見分けることは重要です。
整形外科の先生から、肘内障と骨折を見分ける2つのポイントを教えてもらいました。
痛みが長引いた様子で動かそうとしない。
息子も娘も、過去に肘内障になったことがあります。
転ぶときに支えようと、腕を引っ張ったら抜けたんです。
整形外科で整復したときは痛そうにしていましたが、1時間も痛みは長引きませんでした。
病院から出るときには、コロッと痛かったことを忘れて両腕を使って遊んでます。
春野菜
数時間経っても腕を動かそうとしないなら、肘内障以外のケガが考えられます。
腫れていないか?色は?
肘内障は靭帯がズレること。腫れることはまずありません。
腕が腫れているということは、内出血が起こっている可能性があります。
靭帯に傷がついた(ねんざ)か骨折のどちらかになります。
ねんざも骨折も、ギプス(添え木)で固定が必要です。
上の参考リンク(別サイト)にも、子どもの骨折の症状や応急処置など載っていました。
布団の上でも骨折する
春野菜
骨折した原因は、たたんだ布団の上にダイブして遊んでいたそうです。
手をついて倒れた後、大泣きしだしたそう。
「上腕骨顆上骨折」のよくある原因の通りですが、それが布団の上で転んでも起こるんですね。
まとめ
「肘内障」と診断されても、いつもの様子が違えば再び病院へ診てもらってください。
診断が変わらないなら、別の整形外科へ行く(セカンドオピニオン)も大事です。
幼児の骨は、折れやすく骨折が発見しにくい&子ども自身がうまく伝えられないのですから。
春野菜
以上『幼児のひじ骨折!肘内障と骨折の見分け方を整形外科の先生から聞きました。』のお話でした。