ぼんじりとは、鶏のしっぽの辺りのお肉のことです。
地域やお店によって「さんかく」や「テール」とも呼ばれています。
脂のりがよく、プリっとした歯ごたえで「鶏のトロ」といわれるほど美味しい部位です。
ジューシーでコラーゲンもたっぷり♪
唐揚げにしてよし、甘辛く炒めてもよし、スープにしたらコラーゲンもしっかり摂れます。
ですが…中の骨を取ったり、油壺をとったりする下処理がめんどうなお肉なんです。
下処理の手間がかかるから、お店で食べるぼんじりは高いのです。
でも下処理を自分で頑張れれば、ぼんじりは安くおいしく食べられますよ。
ネット通販では骨なしのぼんじりも売っていますしね。
うちでは夫の好物なので、近所のスーパーで見つけたときはちょくちょく買っています。
他の鶏肉より面倒ですけどね。
あまりこだわりのない夫が
夫
なんて言われたら、そりゃ頑張りますよー。
下処理がめんどうですが、ぼんじりはお肉だけじゃなく、鶏油もスープもとれる1パックで3度おいしいお肉です。
美味しくて財布にも優しい、節約にオススメ食材ですよ。
ぼんじりの調理
まずぼんじりを見てみると、ストローみたいなものが突き刺さっているものがあります。
これは羽の根元が残ったものです。毛抜きを使って抜きましょう。
正直…わたしはコレが一番めんどくさいです。
ヌルヌルしてうまく抜けないし(;´Д`)
羽を抜いたら、ぼんじりのお肉の部分と骨の部分を切り分けます。
下記のサイトで詳しく切り分け方が載っていますので参考に。
油壷は水洗いで取れます。
ぼんじりの油壷を手でとる方法もあるようです。
不器用なわたしはうまくできなくて…上のサイトを参考に包丁で切り離しています。
ぼんじりは、焼くときに強火だと表面が焼き固まって脂が落ちず、お肉が油っこい仕上がりになります。
弱火でじっくり焼くと、皮がカリッとして程よく脂が落ちるのでオススメです。
焼いたときに出た油は「鶏油(チーユ)」といって、ラーメンのスープや炒飯などによく使われてる調理油です。
焼いて出た油は捨てずに、細かい網で不純物をこしてから容器に入れて保存できます。
カップラーメンに入れたり、炒め物に使うとおいしいですよ。
鶏油は冷蔵庫で約1ヵ月ほど保存できるそうです。
網でこして容器にうつすとかめんどうなので、わたしはそのままフライパンで、エリンギとネギの塩炒めを作りました。
お肉がなくても、鶏油のおかげで旨みたっぷり( ゚Д゚)ウマー
下処理のときに外した油壺でも鶏油がとれます。ぼんじり特有の風味があるようです。
わたしはニオイが気になりそうなので、いつも取って捨てています。
油壺で鶏油を作るなら香り付けのネギやショウガを使った方がよさそうですね。
残ったぼんじりの骨は、鶏ガラのようにダシがとれます。
このダシで作ったスープは春雨スープにしていただきました(。-人-。)
美味しそうなぼんじり料理
ネットでレシピ検索すると、ぼんじり料理って意外と少ないんですね。
個人的に好みなのをご紹介します。
参考
ぼんじりのゆで汁で、焼肉屋さんのわかめスープができたよ♪ペコリ
まとめ
節約料理といえば、鶏ムネ肉が有名ですよね。
おいしいしヘルシーだけど、脂がのったお肉も食べたくなりませんか。
そんなときにオススメなぼんじり。
ぼんじりの骨も油壺も余すことなく、色々な料理を作ることができますよ☆